酒茶房如意の「魯肉飯(ルーローファン)」って実は・・・😅
こんにちは、酒茶房如意店主の菅井です😊
本日は、2003年のオープン当初から変わらず愛され続けている定番中の定番メニューのご紹介です。
それは──
🍚 魯肉飯(ルーローハン)♪🐷

当店の魯肉飯が大好き💓って言ってくださるファンが多くて、
歴代のアルバイトスタッフも好きなメニューの1つと言ってくれてたり、
店主自身も、たまに無性にバクバク食べたい!!
ってなる「ヤミツキ」メニューの1つです♪😋
◆「魯肉飯」って、そもそもどんな料理?
「魯肉飯」は台湾の街角や夜市(屋台)では、かならずと言っていいほど見かける庶民のソウルフードです。台湾旅行に行った日本人の多くの方が『ハマる』と言っても過言ではない台湾を代表する料理。
5ミリ角程度の「皮付き豚バラ肉」を八角が香るタレで煮込んで、タレごと白いごはんにかけた、シンプルだけど奥深い味わいの小さなお椀のどんぶりです。

◆台北と台南で肉の形が違う!?🇹🇼
そして、実はこの魯肉飯、地域やお店によってかなり違いがあるのをご存じですか?
五香粉や八角が効いてたり、甘みが強かったり、たくあんが乗ってたり、高菜が乗ってたり、肉しか乗ってなかったり、「魯肉飯」と書いたり、「滷肉飯」と書いたり・・・
一番驚くのは台湾の北と南でも大きく違ってたりで・・・
- 台北では、細かい豚バラの角切り挽き肉を甘辛く煮込んだものが魯肉飯。
- 一方、南部の方では角煮が乗ったものが魯肉飯だったり。
- また、南部で台北スタイルの魯肉飯が肉燥飯だったり。
- 南部の肉燥飯には肉鬆(豚肉で作った肉でんぶ)が一緒に乗っているものがあったり。


台湾という小さな地域の中で、名前は同じでも、
味はもちろん、形や見た目が違うのがまた面白いんですよね〜😊
ちなみに「滷肉飯」の「滷」という字は、醤油や香辛料を煮込んだスープ。またはそのスープで作った食べ物を意味しております。なので、滷肉飯の意味は「醤油や香辛料で煮込んだお肉とご飯」と言う意味になります♪
◆当店の魯肉飯は実は…💦
酒茶房如意では、「魯肉飯」のメニューが実は2種類あって
- 魯肉飯
- 台湾屋台風魯肉飯
と2種類ございます・・・😳
「何で2種類?🤔」
「え?意味わかんないんだけど・・・🙄」
と、聞こえてきそうですが、
創業の2003年から変わらず提供している当店のエース!
酒茶房如意の「魯肉飯」は、こちら!


上記の2つの写真は当店の魯肉飯の写真ですが、如意の「魯肉飯」は、台北スタイルでいうと、実は「控肉飯(コンローファン)」というメニューになります😅
台北スタイルの「魯肉飯」は当店では「台湾屋台風〜魯肉飯」の方です。
紛らわしいですね。苦笑😅
◆インパクトのある見た目にしたかった!?
上記にも書いたように、台北の魯肉飯は、小碗(小さめのお椀)に盛られたスタイルで、具材は5ミリ角ほどの豚バラの挽肉が主流。パクっと食べやすい反面、ちょっと地味な見た目💦
2003年のオープン前のメニューの試作段階で、果たして、日本で、酒田で台北スタイルの「魯肉飯」を理解していただけるだろうか・・・?
「え?これだけ?」とか「小さい!」とか言われるんじゃないか?とか、とっても悩みました😥
んで、店主の母は、台湾の「高雄」という南の都市出身。
南部の魯肉飯には角煮のタイプもあったので、それならば、如意の「魯肉飯」は南部のスタイルで行こう!ということで
思い切って“とろとろの角煮を、ドーンと3枚のせる”スタイルにしたわけでございます😆
リッチですね〜🤩
もちろん、味つけは台湾らしく、
八角や桂皮(シナモン)、醤油ベースで甘く、香り高く煮込んでいます。
そして、お客様の反応も、台湾に行ったことがある人も、
「如意の魯肉飯は美味しい😋」
っと言ってくれる方が多かったのですが・・・
ある時、よく台湾旅行に行く方から
「美味しいけど、思っていた魯肉飯と違う・・・🥺」
といいうご感想を頂き・・・
あ!これは台北スタイルの魯肉飯も日本で浸透してきたのかな?
と感じて、台北スタイルの魯肉飯も作ろう!となって、如意では「台湾屋台風魯肉飯」という形で、台北スタイルの魯肉飯も登場することになったわけです。
◆如意の魯肉飯、2種類の違いは…?
如意の2種類の魯肉飯の違いをわかりやすく表にしました。笑
メニュー名 | 特徴 |
---|---|
🏮 台湾屋台風〜魯肉飯 | 台北スタイル/お肉は挽肉/ご飯は小盛り/夜市の味/飲んだ後の締めの一杯に! |
🍖 魯肉飯(控肉飯風) | 角煮が3枚でご飯を覆う!/しっかりお肉感/ご飯は日本人のどんぶり感覚!/お腹が減っている時に! |
どちらもファンが多く、**「今日はどっちにしようか迷う〜!」**というお声もよくいただきます😊
とりあえず、屋台風の方は、台湾の屋台のイメージで行ってるんで、ご飯は本当に少ないですよってことを覚えておいて下さいね!
◆2003年から変わらない味、けれど進化も
魯肉飯は、如意の“台湾らしさ”を象徴する一皿。
だからこそ、素材・味つけ・見た目にいつもこだわってきました。
当時、酒田で台湾・中華料理をやるなら「八角」などの香辛料は使ってはダメ🙅♀️
と言うアドバイスを他の飲食店の方など多方面からアドバイスを頂いた時は、
正直、困惑しましたし、意味がわかりませんでした・・・。😓
酒田、庄内の人には「八角などの香辛料は無理!」
そんな常識を変えたい!
海外への旅行も増え、海外の食材、調理法、様々なものが輸入されたりしている中、いつまでもその思い込みは違うだろうと、当店では2003年のオープンの頃から、変わらず台湾の香りにこだわって、様々な香辛料を使いまくってます。
今でも、ときどき「八角が苦手・・・😣」
と言うご感想も頂きますが、
逆に「八角などの香辛料が如意のおかげで好きになった🥰」
とのご感想もたくさん頂いております。
魯肉飯はオープン当初からずっと人気メニューでありながら、
変わらないメニューの一つではありますが、
実はその時代に合わせて、少しずつ進化も重ねています。
進化の秘密を一つ挙げるなら、実は、添えてある「茶葉蛋」(チャーイエタン)
(烏龍茶で煮た卵。台湾では屋台などで売っている。台湾のセブンイレブンには日本のおでん感覚で販売もしている。)
これは、現在は黄身がトロリという食感になるような温度で調理しております。
昔は、しっかり黄身に火を通し、ホロホロの、喉に黄身が詰まってしまうように煮ておりました。
次にご来店いただいたときは、
ぜひ、当店の魯肉飯を2種類食べ比べてみて下さいね!
そして、あなたはどっち派でしょう?😊


魯肉飯の他にも様々な小菜を一緒に🥰